TOPICS 更新履歴

2025.05.16
「子どもの本100問100答」を更新しました。
2025.05.01
「今月のおすすめ本」を更新しました。
2025.04.15
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書籍紹介動画

学校・図書館さまにおすすめの書籍の内容を、動画でご紹介します。

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今月のおすすめ本

おすすめの新刊や話題の書籍を、教育・図書館関係者さまの推薦のことばとともにご紹介します。

聞くのが楽しくなる 耳のひみつ

聞くのが楽しくなる 耳のひみつ

今泉忠明監修/植木美江イラスト
定価 2,750円(税込)

耳の役割や機能、聴覚情報、動物との違い、進化や歴史、心理面などを鮮やかなイラストや図解と写真でくわしく紹介する、子どもと大人がいっしょに楽しめる知識本。

どうやって美術品を守る? 保存修復の世界をのぞいてみよう

どうやって美術品を守る? 保存修復の世界をのぞいてみよう

ファビエンヌ・マイヤー、ジビュレ・ヴルフ著/マルティナ・レイカムイラスト/田口かおり監訳/中村智子訳
定価 4,950円(税込)

美術品の劣化を防ぎ、汚れを取り除き、傷を補修して次世代に継承する「保存修復」の仕事を、愛らしいイラストと豊富な写真とともに、ストーリー仕立てで紹介します。

こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 改訂版

こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 改訂版

柴山元彦+井上ミノル著
定価 1,980円(税込)

大人からこどもまで大好評の石探しガイドブックの改訂版。40種の鉱物図鑑に加え、こどもを連れてでかけやすい全国の石探しスポット20ヶ所も最新情報にアップデート。

すぐに役立つ366日記念日事典 第5版 上巻

すぐに役立つ366日記念日事典 第5版 上巻

日本記念日協会編/加瀬清志著
定価 2,200円(税込)

1年366日の記念日を網羅した記念日事典の決定版。上巻には1月~6月の記念日を収録。食、ファッション、健康、交通、歴史などあらゆる記念日の名称や由来を解説。

すぐに役立つ366日記念日事典 第5版 下巻

すぐに役立つ366日記念日事典 第5版 下巻

日本記念日協会編/加瀬清志著
定価 2,200円(税込)

366日の記念日を網羅した記念日事典の決定版。下巻には7月~12月の記念日を収録。食、ファッション、健康、交通、歴史などあらゆる記念日の名称や由来を解説。

見るのが楽しくなる 目のひみつ

見るのが楽しくなる 目のひみつ

今泉忠明監修/さいとうあずみイラスト
定価 2,750円(税込)

目の役割や機能、視覚情報、動物との違い、進化や歴史、心理面などを鮮やかなイラストや写真でくわしく紹介する、子どもと大人がいっしょに楽しめる知識本。

数字でみる動物図鑑

数字でみる動物図鑑

リチャード・ミード、ウィリアム・ポッター、アンナ・クレイボーン著/千葉喜久枝訳
定価 3,850円(税込)

ダイナミックな写真とイラスト、ページいっぱいに散りばめられた数字のデータで動物の秘密に迫るビジュアル図鑑。1テーマにつき1見開きの構成。

はたらく庭師

はたらく庭師

吉田亮人写真/矢萩多聞文
定価 2,420円(税込)

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える写真絵本シリーズ。

はたらく動物病院

はたらく動物病院

吉田亮人写真/矢萩多聞文
定価 2,420円(税込)

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える写真絵本シリーズ。

数字でみる世界図鑑

数字でみる世界図鑑

クライブ・ギフォード著/千葉喜久枝訳
定価 3,850円(税込)

大きさ、高さ、速さ、重さ、年数……。さまざまな数に注目して、驚くべき事実をたくさん発見しよう!色鮮やかな写真とイラスト、簡潔な文章で世界を眺める、あたらしいビジュアル図鑑。

世界で一番美しい工具図鑑

世界で一番美しい工具図鑑

セオドア・グレイ著/ニック・マン写真/高野倉匡人監修/武井摩利訳
定価 4,500円(税込)

世界的ベストセラー『世界で一番美しい元素図鑑』で知られる著者が118種類の工具を美しい写真と共に紹介。前代未聞のコレクションであり、工具愛好家必携の一冊。

シリーズ「あいだで考える」2024年5冊セット

シリーズ「あいだで考える」2024年5冊セット

最首悟、栗田隆子、いちむらみさこ、斎藤真理子、古田徹也著
定価 7,400円(税込)

不確かな時代を共に生きていくために必要な「自ら考える力」「他者と対話する力」「遠い世界を想像する力」を養う多様な視点を提供する、10代から読める人文書シリーズ。

はたらく図書館

はたらく図書館

吉田亮人写真/矢萩多聞文
定価 2,420円(税込)

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える写真絵本シリーズ。

はたらく製本所

はたらく製本所

吉田亮人写真/矢萩多聞文
定価 2,420円(税込)

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える写真絵本シリーズ。

はたらく中華料理店

はたらく中華料理店

吉田亮人写真/矢萩多聞文
定価 2,420円(税込)

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える写真絵本シリーズ。

はたらく本屋

はたらく本屋

吉田亮人写真/矢萩多聞文
定価 2,420円(税込)

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考える写真絵本シリーズ。

子どもの本
100問100答

子どもの本に関わる質問や疑問にQ&A形式でお答えします。内容は月替わりで更新いたします。
※2013年8月刊行『子どもの本100問100答』(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団編)より抜粋
(2025.05.16更新)

学校図書館で、方言で書かれた子どもの本の展示を計画しています。どう探せばよいでしょうか?

言葉と風土

 地域の言葉、その土地の言葉には、各地域の生活の響きがあります。子どもにとっては日常的に話している言葉そのものであり、より親近感があるため、紹介する場合も多いのでしょう。こうした理由から、図書館等にも方言で書かれた作品を教えてほしいとの質問が寄せられます。

 しかし、以上の質問には「この本!」と、たちどころに応えられる資料があるかといえば、そうではないようです。ニーズはありながらも、必要な資料の把握には一定の情報の蓄積と検証などが求められ、時間と労力がかかるからかもしれません。どこまでを方言とするかも、なかなか厄介な問題です。

〈方言〉で探す

 国際子ども図書館、東京都立図書館、大阪府立図書館などで検索してみたところ、50件程度ヒットするのですが、いずれも「方言事典」や「ことば遊び」、または科学や知識の「ことばの本」で、いわゆる「物語のリスト」に出会えません。

 子どもの本が探せるサイト「ほんナビきっず」(http://www.honnavi.jp/)で物語(絵本や読み物、詩や画集・伝記を含む)を検索すると、方言で12冊、あるいは関西弁で14冊程度が見つかりました。表紙画像やあらすじ、件名も掲載されていてわかりやすいのですが、数としては決して十分とはいえません。地域のバリエーションも課題です。

 次に、約4万冊の絵本を登録する「絵本ナビ」(http://www.ehonnavi.net/)で検索しました。「方言」で探すと、テーマ〈方言が使われている絵本〉が出てきて、『八郎』(斎藤隆介作、滝平二郎画、福音館書店、1967)、『ぼちぼちいこか』(マイク・セイラー作、ロバート・グロスマン絵、いまえよしとも訳、偕成社、1980)、『ごろはちだいみょうじん』(中川正文作、梶山俊夫絵、福音館書店、1969)など約50冊の絵本が表示されました。絵本に限定されるとはいえ、一つの手がかりになります。ここで抽出された著者の他作品を探すなどすれば、よりたくさんの該当作に出会える可能性があります。しかし、どこの方言かについてまでは記載がありません。

ニーズに応じて絞り込む

 この地域の言葉を、という具体的なニーズがある場合は、『民話・昔話全情報』(全3冊、日外アソシエーツ、1992、2000、2008)を参照してみるのもいいでしょう。本書は、各地の昔話や民話の資料を掲載しており、たとえば、新潟の方言で書かれた絵本であれば、『さんまいのおふだ 新潟の昔話』(水沢謙一再話、梶山俊夫画、福音館書店、1985)『さるかに 新潟県』(木暮正夫ぶん、赤星亮衛え、第一法規出版、1981)などが掲載されています。昔話や民話に限定されますが、全国各地の情報が得られるのは魅力です。各地域の昔話や民話なら、『語り伝えたいふるさとの民話』(世界文化社、2002~)、「県別ふるさとの民話」シリーズ(偕成社、1978~)もあります。

 また、すべてが方言ではありませんが、『愛蔵版県別ふるさと童話館』全47巻(リブリオ出版、1997)を手がかりにする方法もあります。『児童文学のふるさと』(「日本児童文学」別冊、文渓堂、1993)には、都道府県別の児童文学作家紹介があり、新潟の杉みき子「わらぐつのなかの神様」や高知のふたごの絵本作家田島征彦、征三『ふたりはふたご』(くもん出版、1996)などがあげられます。

地元の図書館の活用を

 最後に、忘れてはならないのは、こうした質問はやはり、各地域の地元図書館へ問い合わせるのが確実ということです。地元図書館には必ず、郷土資料室のようなセクションがあり、地元の資料を収集しているほか、こうしたことに熟知している職員や司書の方がおられるはずです。そこで長年蓄積されたものは大きな財産であり、インターネットや本には記載されていないことがわかるかもしれません。ぜひ、ご利用になることをおすすめします。

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