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写真で比べる中国大都市の近現代①
上海今昔
SHANGHAI THEN AND NOW
ヴォーン・グリルズ 著 / 国枝 成美 訳
単行本 ¥6,050刊行年月日:2022/09/22
ISBN:978-4-422-20275-4
定価:6,050円(税込)
判型:B4判変型 252mm × 286mm
造本:上製
頁数:144頁
内容紹介
東洋のパリとうたわれた英米仏租界の昔と今
1978年より鄧小平主導の改革開放政策で市場経済への移行が図られ、2010年には日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国。その経済発展の中心のひとつが上海である。英米仏の植民地都市として租界が形成され、「東洋のパリ」とも呼ばれた上海は、後の日本の侵略、共産党支配、文化大革命と激しい歴史の波に洗われてきた。本書は、その建築物や都市景観を写した主に20世紀前半の古写真と、同じ場所で撮り下ろしたごく最近の写真を比較することで、中国現代史を象徴する劇的な都市の変化を視覚的に検証し鑑賞できる、大判写真資料である。原書は2017年出版。もっと見る
目次
上海小史
はじめに
外灘から北を望む
上海クラブビル〔上海総会大楼〕
気象信号台(ギュツラフシグナルタワー)
香港上海銀行(HSBC)上海支店ビルと江海関ビル
外灘から南を望む
パレスホテル〔匯中飯店〕/スウォッチアートピースホテル〔斯沃琪和平飯店芸術中心〕
旧キャセイホテル/上海フェアモントピースホテル〔上海和平飯店〕
旧イギリス駐上海総領事館〔英国駐上海総領事館〕
パブリックガーデン〔公共花園〕/(現)黄浦公園〔黄埔公園〕
ブロードウェイマンション〔百老匯大廈〕
外白渡橋(ガーデンブリッジ)
アスターハウスホテル〔浦江飯店〕
在上海ロシア連邦総領事館〔俄羅斯連邦駐上海総領事館〕
蘇州河から西を望む
上海郵政総局ビル〔上海郵政総局大楼〕
蘇州河から東を望む
キャピトルシアター〔光陸大楼〕
王立アジア協会〔皇家亜州学会〕/ロックバンドアートミュージアム〔上海外灘美術館〕
上海人力車夫互助会〔上海人力車夫互助会〕
オーヘルモーシェシナゴーグ〔摩西会堂〕
ワードロード刑務所〔華徳路監獄〕/(現)提籃橋刑務所〔提籃橋監獄〕
上海北駅〔上海北站〕
上海共同租界工部局〔上海公共租界工部局〕とメトロポールホテル〔新城飯店〕
上海共同租界中央警察署〔上海公共租界中央捕房〕
アメリカンクラブビル〔花旗総会大楼〕
ホーリートリニティカテドラル〔上海聖三一堂〕
エドワード7世通り〔愛多亜路〕と延安高速道路〔延安高架路〕
血の路地裏〔(旧)朱葆三路/(現)渓口路〕
四川路から南京路を望む
南京路から西を望む
ウィンオンデパート〔永安百貨〕
シンシアデパート〔先施百貨〕
上海市第一百貨商店
南京路と貴州路の交差点
バブリングウェルロード〔静安寺路〕から西を望む
西洋青年会ビル〔西僑青年会〕
バブリングウェルロードから東を望む
上海競馬場〔上海跑馬庁〕/人民公園
パークホテル〔国際飯店〕
グランドシアター〔大光明電影院〕
上海レースクラブビル〔上海跑馬総会〕
マジェスティックシアター〔美琪大戯院〕
D.V.ウー邸〔呉同文住宅〕
玉仏寺
静安寺
パラマウントダンスホール〔百楽門大飯店舞庁〕
郭氏邸宅
コロンビアカントリークラブ〔美国郷村総会〕
徐家匯聖イグナチオ大聖堂〔徐家匯天主教堂〕
ノルマンディーアパートメント〔武康大楼〕
東正教堂〔聖母大堂〕
フランスクラブビル〔錦江倶楽部〕
ジンジャンタワーホテル〔新錦江大酒店〕
蘭心大戯院(リセウムシアター)
キャセイシネマ〔国泰大戯院〕
グロブナーハウス〔峻嶺公寓/(現)錦江飯店の中楼〕
中国共産党第一回全国代表大会〔中国共産党第一次全国代表大会〕の開会場所
延安路
上海大世界
九曲橋
上海城隍廟
上海文廟
龍華塔
バンド〔外灘〕を一望する
浦東を一望する
洋山深水港
上海のふたつの空港
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著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]ヴォーン・グリルズ(グリルズ,ヴォーン)
写真家、作家、アーティスト。1996年、ウルヴァーハンプトン大学アート&デザイン学部の学部長として、上海の新地下鉄駅の装飾を依頼された学生たちと初めて訪れて以来の熱烈な上海ファン。グリルズの写真作品はフォトグラファーズギャラリー、ホワイトチャペルアートギャラリー、アルノルフィニ等、イギリス各所の名だたるギャラリーに展示されている。国立科学メディア博物館、コンテンポラリーアートソサエティ、ローハンプトン大学、マサチューセッツ州ウィリアムズ大学、アーツカウンシルウェールズ、大英博物館等、数多くの公的なコレクションにも名を連ねている。2005年にはアート&デザインを専門としたUCA芸術大学のカンタベリー、エプソン、ファーナム、ロチェスターの各キャンパスを設立。本書「今昔」シリーズのオックスフォード編、ケンブリッジ編、シンガポール編、香港編の著者兼写真家でもある。[訳]国枝 成美(クニエダ ナルミ)
1971年東京生まれ。東京大学教養学部卒。訳書に国枝祐希のペンネームで、オーテガ・ユーワグバ『イギリス女性はこう働く』(辰巳出版)、ソフィー・ブッシュ『WAREHOUSE HOME インダストリアルインテリアコレクション』(パイインターナショナル、共訳)、ニック・エリオポラス『マインクラフト ゲームにとびこめ!』(技術評論社)がある。もっと見る
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