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シリーズ「あいだで考える」

言葉なんていらない?

私と世界のあいだ


古田 徹也 著

単行本 ¥1,760

刊行年月日:2024/10/25
ISBN:978-4-422-13012-5
定価:1,760円(税込)
判型:四六判変型 168mm × 130mm
造本:並製
頁数:192頁

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内容紹介

正解のない問いを考え、多様な他者と生きる

シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



私たちは言葉を通して世界やそこに住む人々とかかわり、ともに暮らしている。でも、言葉による表現はときに不正確で、誤解やトラブルの元にもなる。はたして言葉は私と人々/世界をつなぐ「メディア」なのか、はたまた両者を隔てる「バリア」なのか。そもそも私たちは、「発話=言葉を発すること」によっていったい何をしているのか?――本書はこれらの問いから出発し、哲学的な視点を携えて、言葉を旅していく。SNSをはじめ、言葉に振り回されがちな日常の中で、言葉と親しくなり、より自由につきあっていくための一冊。(装画:土屋萌児)
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目次

キーワードマップ

序章 言葉はメディアか、はたまたバリアか

1章 言葉のやりとりはなぜ不確かなのか
 1節 私たちは日々「発話」している
 2節 なぜうまく伝わらないのか

2章 記憶の外部化と言葉の一人歩き
 1節 話される言葉と書かれる言葉の違い
 2節 プラトンの懸念は過去のものとなったか

3章 コミュニケーションの二つの方向性
 1節 遠く、多様な人々とのコミュニケーション
 2節 近く、限られた人々とのコミュニケーション

4章 言葉の役割を捉え直す
 1節 ここまでの結論と、ここからの課題
 2節 発話とは、物事のある面に関心を向けること
 3節 言葉を探し、選ぶことで、自分の思いが見つかる

5章 「言葉のあいだ」を行き来する
 1節 ひとつの言語を深く学ぶ
 2節 複数の言語に触れる
 3節 言葉は移り変わるもの

終章 言葉とは何であり、どこにあるのか
 1節 この本でたどってきた道筋
 2節 そこにある言葉を楽しむために

私と世界のあいだをもっと考えるための 作品案内

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著者紹介

[著]古田 徹也(フルタ テツヤ)
古田徹也(ふるた・てつや)
1979年熊本県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。主に西洋近現代の哲学・倫理学を研究。著書に『謝罪論』(柏書房)『このゲームにはゴールがない』(筑摩書房)『いつもの言葉を哲学する』(朝日新書)『はじめてのウィトゲンシュタイン』(NHK BOOKS)『不道徳的倫理学講義』(ちくま新書)ほか。『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ)で第41回サントリー学芸賞受賞。

※著者紹介は書籍刊行時のものです。
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メディア情報

  • シリーズ「あいだで考える」パンフレットダウンロードはこちら
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