MENU

images images

発売カレンダー
ランキング
セミナー・イベント
特集一覧
image image

TOPすべての商品歴史日本史 > 儒学者 兆民

book

叢書パルマコン08

儒学者 兆民

「東洋のルソー」再考


田中 豊 著

単行本 ¥4,400

刊行年月日:2024/12/03
ISBN:978-4-422-20300-3
定価:4,400円(税込)
判型:A5判 210mm × 148mm
造本:並製
頁数:262頁

↓ただいま予約受付中です

お気に入りに追加 商品へのお問い合わせ

シェアする  sns  sns  sns  sns


内容紹介

『民約訳解』が漢文である本当のワケとは?

学者ですら躊躇なく使う中江兆民の代名詞「東洋のルソー」。その由来ともなった『社会契約論』の翻訳『民約訳解』は、なぜ漢文で書かれていたのか。また、その翻訳に込められた兆民の意図とは何だったのか。『民約訳解』を単なる翻訳書ではなく、兆民の思想書として詳細に再検討することで、兆民がルソーを介して、在来思想としての儒教に回帰し、それを刷新しようとした「儒学者」であったことを鮮明にする、画期的な思想史研究。
もっと見る

目次

序章 「東洋のルソー」はルソーなのか?
第一章 「義」と「利」
 第一節 「論公利私利」の思想
 第二節 『民約訳解』におけるvolonté générale
 第三節 『民約訳解』における「君子」と「小人」
第二章 「君」と「臣」
 第一節 「中国のルソー」
 第二節 『民約訳解』における「君」(Souverain)と「臣」(Sujets)
 第三節 「律例」(loi)について
第三章 「国会」と「討議」
 第一節 東アジアにおけるOn Liberty受容の様相
 第二節 『民約訳解』と「国会」
 第三節 「討議」(délibération)の意義
第四章 「漢文」と「政治」
 第一節 漢文で書く意義
 第二節 西周における「漢文」と「君子」
 第三節 兆民における「漢文」と「君子」
第五章 「立法者」と「制作者」
 第一節 兆民の「愚民」観
 第二節 ルソーの「立法者」(Législateur)と兆民の「制作者」
 第三節 リベルテー・モラル/浩然の一気
終章 「儒学者」から「理学者」へ
補論 中国の『社会契約論』
あとがき
主要参考文献/人名索引

もっと見る

著者紹介

[著]田中 豊(タナカ ユタカ)
1993年大阪市生まれ。関西学院大学法学部法律学科卒業。関西学院大学法学研究科博士課程後期課程修了。博士(法学)。専門は、日本政治思想史。現在、大阪経済大学非常勤講師、関西学院大学法学研究科研究員、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査部研究員。
主要論文に、「儒学者兆民序説‐『民約訳解』における「義与利果不可得合邪」を中心に‐」〔第1回江村栄一記念自由民権学術奨励賞受賞〕(『法と政治』70巻4号、2020年)「中江兆民はなぜ『民約訳解』を漢文で書いたのか?‐西周『利学』との比較の視点から‐」(『法と政治』73巻2号、2022年)、「中江兆民とJ・S・ミル‐「東洋のルソー」における『自由論』(On Liberty)の思想的意義‐」(『日本儒教学会報』第7号、2023年)などがある。

※著者紹介は書籍刊行時のものです。
もっと見る

この商品についてのご意見、ご感想をお寄せください。

レビューを書く


関連書籍

ページ:1 / 2


イチ推し!


創元社オンラインショップの特長

  • images

    送料無料

    会員様は一点から送料無料(クレジット決済時)。

  • images

    誕生日クーポン

    会員様の誕生月にバースディクーポンをプレゼント!(入会翌月以降の誕生月にクーポンを発行いたします。)

  • images

    特別販売

    会員様限定!訳アリ本先行販売など、特別販売へご招待!

  • images

    当日出荷

    正午までのご注文で当日出荷(土日祝日除く)。

images