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軟式ボールの社会学
近代スポーツの日本的解釈の可能性
三谷 舜 著
内容紹介
軟式に向けられる「損なイメージ」を覆す
野球、ソフトボール、テニスで使用されるボールの1種である「軟式ボール」に着目し、スポーツの構成要素である「用具」が、スポーツが持つおもしろさや教育性といった内在的な価値にいかに関わっているのか、人々がそれらをどのように受容し、発展させてきたのかを明らかにする。
軟式野球、軟式テニスといった軟式ボール競技は、敗戦後の物資不足と教育現場での普及の中で日本独自に発展した。そのような軟式ボールの発明と普及は、「近代スポーツの日本的解釈」の発明と普及の系譜であるとも言えよう。もっと見る
目次
おもな目次
序 章
軟式ボールを取り巻く状況
スポーツ用具をめぐるポリティクス
スポーツ用具とスポーツの価値を軟式ボールから考える
各章の概要
第1 章 スポーツ文化の誕生を「興奮の探求」から読み解くことの可能性
第1 節 スポータイゼーションとは何か
第2 節 スポーツにおける興奮の探求─ルールの制定と暴力の抑制
第3 節 近代スポーツの原理とスポータイゼーション
第2 章 軟式スポーツの現状と課題
第1 節 軟式スポーツを統括する中央競技団体の現状
第2 節 軟式スポーツの競技人口の推移と学校教育
第3 節 軟式スポーツのイメージ
第3章 軟式スポーツの文化はいかにして作られたのか
第1 節 軟式ボール誕生小史
第2 節 戦後日本のスポーツと軟式野球
第3 節 軟式スポーツの発展を「スポータイゼーション」として読む
第4 章 スポーツ用具とスポーツの「おもしろさ」の関係
第1 節 スポーツ用具と技術の分類
第2 節 テクノロジーがスポーツに与えた影響
第3 節 現代のスポーツと用具の関係
第5 章 軟式スポーツの今
第1 節 スポーツの都市化とアーバンスポーツの登場
第2 節 Baseball 5 とは何か?
第3 節 アーバンスポーツと「興奮の探求」
終 章もっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]三谷 舜(ミタニ シュン)
1994年鳥取市生まれ、その後大阪府東大阪市にて育つ。2021年より中京大学スポーツ科学部任期制講師。
2023年 立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士課程後期課程修了、博士(社会学)。専門はスポーツ社会学、スポーツ文化論。特に、スポーツ用具とスポーツの変容の関連について研究している。また、ソフトボールの指導者としても活動し、2023年U23男子ワールドカップに日本代表総務スタッフとして帯同し準優勝、2023年から大学男子選抜チームのアシスタントコーチも務める。
主な著書に『スポーツ社会学事典』(共著、丸善出版)、『パルクールジムにおける「環境の用具化」:パルクールにおけるスタイルと環境の考察に向けて』(立命館大学人文科学研究所紀要130号)、『パルクールと都市 : トレイサーのエスノグラフィ』(共訳、ミネルヴァ書房)、『サーフィン・スケートボード・パルクール:ライフスタイルスポーツの文化と政治』(共訳、ナカニシヤ出版)などがある。もっと見る
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